北陸新幹線延伸1ヶ月
4月14日で、北陸新幹線の延伸開業から1ヶ月を迎えた。
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楽天トラベルの予約状況をまとめた楽天によれば、大型連休(4月29日～5月6日)の国内旅行動向は、全国の宿泊予約者数は前年同期比58.4%増となった。特に、新潟県や富山県、石川県が多く、これは北陸新幹線の延伸開業の効果が大きいと考えられている。
県別の増加率では、1位は新潟県の113.7%増、2位は茨城県(104.6%増)、3位は富山県、4位は石川県、5位は群馬県だったという。
にわかに信じがたいほどの数値だが、新潟県、富山県、石川県、群馬県の増加率が高いのは、やはり北陸新幹線開業の効果と考えていいだろう。
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『日経』の記事によれば、開業前の在来線特急と比べ乗車人数は2.7倍に増えた。
しかし、乗車率は50％弱。平日の利用が少ないとみられ、東海道新幹線などと比べると見劣りするという。
『日経』はややシビアな視点の記事といえよう。
1ヶ月前の開業日、新潟総合テレビ(NST)の報道特番にゲスト出演したときにもお話ししたが、やはり北陸新幹線では「広域観光」をいかに展開していくかがカギで、ぜひとも沿線のみなさんにはしっかりと取り組んでいただきたいと願うばかりである。
北陸新幹線を核とした県域を超えた観光誘導ということである。
来春には「青函トンネル新幹線」がやってくる。「北陸観光ブーム」を単なるブームに終わらせず、いかに継続したものにできるか、そして訪日外国人旅行者にも魅力的なコンテンツを提供できるか。安穏としている時間はなく、しっかりと展開して開業効果を吸い尽くしていただきたい。
